低血圧の改善方法、原因、症状、治療方法を紹介します。
低血圧とは、最高血圧が100〜110mmHg以下、最低血圧が50〜60mHg以下の状態を言います。低血圧の人は、血液を送り出す力(圧力)が弱いため、血液の流れが悪くなります。
最悪の場合は、血管が詰まり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因になることもあります。低血圧を改善するためには、心臓も含めて、筋力を鍛える必要があります。第一に食生活から改善しましょう。必要な栄養源はユビデカレノンという補酵素です。イワシや肉類、ブロッコリー、にんにく、ナスなどで摂ることができます。それに加えて、適度な運動も必要です。筋力、特に下半身を鍛える、少しきつめの運動をしましょう。ここで大事なのは水分補給です。水分が不足すると血圧も低下してしまいます。低血圧を改善しつつも、やはり早寝早起きが重要です。
低血圧は下記のような症状を伴うことがよくあります。・めまい・立ちくらみ・失神・頭痛・頭重・動悸・息切れ・胸痛・悪心・腹痛・胃部不快感・食欲不振・全身倦怠・慢性疲労・朝起き不良・睡眠障害・乗り物酔。低血圧はまた次のような関連疾患をともなう可能性があります。・体位性頻脈症候群:低血圧の方が立った時にふらつきや疲労感などの低血圧症状があっても、あきらかな起立時の低血圧がなく、一方で著しい頻脈を生ずるタイプです。起立時の脈拍数が1分間に115〜120以上であったり、横になっているときと比較して30〜35以上も増加します。・神経調節性失神:なんと、世の人の約4割の方は人生の間に一度は、原因不明の失神発作を経験するといわれていますが、不整脈などの心臓が原因となるものや、てんかん発作などのはっきりした原因を除くと、そのほとんどは神経調節性失神が原因と考えられています。このように、低血圧は重大な疾患を伴う危険性があるのです。
低血圧の治療は非薬物療法と薬物療法に分けられます。・非薬物療法・生活習慣:過労を避けて、十分な睡眠をとり、規則正しい生活をする。人混みや、猛暑のときに症状が出現、増悪する人も多いので、そういう状態を避けるようにする。・食事療法:水分摂取量を多くして、とくに合併症の問題がなければ、塩分も多めに取ってかまいません。その他、タンパク質、ミネラル、ビタミンに富んだ食事を勧めます。食事の際、コーヒーを一日1〜2杯飲むのも良いとされています。・その他:(1)睡眠時に頭部をやや高くする(2)弾力ストッキング、弾性腹帯、レオタード等を着用する(下半身への血液貯留を防止する為です。弾力ストッキングは病院の売店で販売しています。)薬物療法:低血圧の薬物療法には精神安定薬、自律神経調整薬、昇圧薬等が用いられます。たとえば、昇圧薬としてはジヒドロエルゴタミン(ジヒデルゴット)、エチレフリン(エホチール)、ミドドリン(メトリジン)、アメジニウム(リズミック)等が使われます。また難治性低血圧ではミネラルコルチコイド剤である酢酸フルドロコルチゾン(フロリネフ)が有効な場合があります。